数年前の 夏 のことでした。
わたしたち 夫婦が結婚したのも、この年。
この年の夏は、お披露目の意味もあって、
わたしの地元で、昔からの仲間内の集まりに、ダンナsan.と参加しました!
わたしの中学生時代から繋がりのある、温かい家族みたいな仲間です。
老若男女、その子供たちも含め、10数人。
島へ渡り、バーベキューしながら海でわいわいと遊んで、楽しい時間となりました。
やっぱり仲間っていいな。ここもわたしの大事な居場所のひとつ。
そんな風に繋がりを幸せに感じながら、
日焼けもして、へとへとになって遊んだ夕暮れ帰り車内で、
ダンナsan.が ふと打ち明けてくれたこと。
この仲間の中に、わたしの高校生時代からの「親友A」も参加していたのですが、
その「彼女」がわたしのダンナsan.のお尻あたりを触ってきたと言うのです。
「え?何それ」???ですよね、
ダンナsan.もわたしの親友だし、最初は、たまたま当たっただけなのかも?と思ってたそうですが、わたしの見えない位置では、腕や肘のあたりもスリスリと摩ってきたりしてたそうで…。
勘違いでも(;゚Д゚)間違いでもないらしい。
ダンナsan.は、わたしに言っていいものか迷ったそうですが、
黙っておくのもわたしに対して申し訳ないと思い、話してくれたようです。
わたしは、ダンナsan.の言うことにウソはないと理解するしかありませんでした。
なぜなら「親友A」は、確かに昔からそういうクセがあったので。
自分の周りの友達の彼氏などに軽くジョーダン交じりに自分への気を引くような言動があったり、
友達同士の間でもちょっと要注意人物でした。
お嬢様気質で、自分が注目されていないと面白くない雰囲気もあり。
けれどそれは、今となっては遠い遠い昔の記憶。学生時代のことなので…。
この歳になっても…まだそんなことやってるの!?
と、呆れ返ってしまったわたし。
それでも、決めつけて本人にいきなり問い詰めるのもどうかと思ったので、
今日の楽しかった挨拶がてら、念のため本人に確認すると…
「イヤな気持ちにさせたなら本当にゴメンね」と謝罪の言葉が。
あー。
確信犯。
なぜそんなことをするのか?は、彼女には理由があります。
わたしが「親友A」を理解できているとしたならば、
彼女の「嫉妬」でちょっとしたイジワルだと思います。
仲良くなると、その存在をすごく大事にするのは彼女のステキなところ。
「親友A」とは、社会人になってからもずっと、長ーい付き合いになります。
毎年の誕生日には互いを祝い、ご飯に出かけたり贈り物をしたり。
私が外回りの仕事のときには、よく二人で待ち合わせてランチしたり、
遠出したり、頻繁に顔を合わせてきた存在。
そんな中でもわたしが卒婚~恋愛、結婚に至る流れの中で、
仕事も内勤に変わり、平日ランチには行けなくなったこともあり、更にダンナsan.との出逢いも重なって、彼女とは逢う機会も以前に比べて減ってしまったのですよね。
連絡したり、久々にちょっとした用事で顔を合わすと…
「彼氏ばっかりじゃなくて、私とはいつご飯行けるの!」
「私とはいつ逢えるの!」なんて、子供みたいにアカラサマに言われてました。
「親友A」は、元々執着心の強い性格で、自分をいちばん優先してくれないと機嫌が悪くなる。他の友達と一緒に居るところを目撃されたときもご機嫌ナナメだった記憶もあります…。
確かに、逢える機会も少なくなってたことは申し訳ないと思うけれど、
わたしには、わたしの事情や都合もある。
彼女にも家族やダンナsan.も居るし、それぞれの場所、繋がりがある。
友達同士でそこまでして執着しなくとも、
本当に「親友」であるなら、
多少逢えなくても、大切な繋がりは変わりはないのでは?と、わたしは思うんです。
親友ってなんだろう?
大事な親友の嫌がること、わたしは、
--- しない。
若気の至りとして、嫉妬でイジワルをした大昔のように?
何でもなかったことには、やっぱり、ならないなぁ。
今回のことで、いい大人になってもそんなことをしなければならなかった彼女を不憫に思うのと同時に、
せっかくの仲間内での楽しいだけの時間だったハズが、
わたしのダンナsan.が不快に感じてしまったことも、とても残念に思えて。
「親友A」とは、
一旦、距離を置くことにしました。
女性特有の嫉妬心が苦手です。
女性でもサッパリした人がすき。
わたしも、もう大人。
長い付き合いなんだし、とか、
せっかくの親友なんだし、とか、
そういうムリはしない。
自分が大切にしていることを、傷つけたり汚したりするような存在は、
せっかくの繋がりの中、無い方がいい。
ムリして付き合いをしなくていいかな、と思う。
今は、ウイルスのまん延もあり毎年の仲間内での集まりも出来なくなっている。
彼女とも顔を合わす機会はなく、ちょうどよかったりもする。
あれから数年、誕生日にはお祝いのメッセージをくれる彼女、
少し前に買い物中に偶然ばったり逢い、久々に会話を交わした、
そのあとメッセージが来て、「コロナ落ち着いたらまたご飯行こうよ~!」と気にしていない様子?
今、どんな想いなのかは分かりませんが。
そういうところは、彼女の良いところかもしれません。
いつか、また、昔みたいな二人に戻れる日が来るかもしれないし、
そんな時間はもう来ないかもしれない。
世の中、誰もが人と人の繋がりの中で生きてる。
そのとき、そのとき、
自分の気持ちにムリをせず、自分で選んでいく人との繋がり。
大切なこと、大切な人は、
ちゃんと真っすぐ大切に。
晴れいろの日々を。
---Coka.