感染力の高すぎる目に見えないウイルスの蔓延によって、
失業率もはね上がり、様々な影響で苦しむ人々が増えている…
今、blogを読んでくださってる方の中にも、
今現在、大変な思いをされてる方もいらっしゃるのではないかと考えてしまいます。
---お金が無いと生きられない世の中。
以前にもお話したように、わたし自身は、
元夫の保証人になってた関係で、
自己破産を余儀なくされた、ツラい過去があります。
自らの借金ではないだけに、不本意だったし、
支払い出来ない自分なんて、人間のクズだと思っていました。
借りたものは、返す。当然のこと。
家計は妻のわたしが預かっていました。
夫婦二人で稼いだお給料も支払いに消えていく…
どれだけ節約しても足りないものは足りなくて、
やりくり出来ないのはわたしの責任だと言われたこともあり、
返済催促の酷い口調の幾度となく繰り返される電話には、
自分を見失いそうになるくらいな異常な精神状態だった記憶もあります。
どうにもならないものを。それでも、どうにかしようと、
借金を返しながらもがいて、生活する方法を必死で模索しつづけ、
昼間の仕事に加え、友人の紹介で夜のバイトで少しでも稼ぐ決心をしました。
そのころ、子供はまだ小学生の女の子と、保育園児の男の子。
元夫には、バイトに行く日は子供の面倒を頼みたいと伝えたけれど、
仕事が終わると自分勝手に遊びに出ていくこともあり…。
夫婦としての絆も破綻しつつありました。
わたしがバイトに出る日も、夜遅くまで子供だけで過ごすことが不安で気が気でなりませんでした。 寝不足気味に働いた日々。
そのころの自分は、一分一秒がどれほど大切かを知った。
そして、お金は必要だけれど、それよりももっと大事なことがある。
自分の命よりも大切な子供たちに、何かあったら自分の責任。
こんなことしていたら自分自身が後悔することになる。
子供たちのそばに居られるよう、
収入は減っても、休みなどを利用して昼間自宅で出来る塾講師の副業に切り替えもしなんとか生活をやりくりしていました。
それと同時に
がむしゃらに必死に走り続けるわたしに。
唯一相談できた恩人からの、言葉。
「そんなに頑張り続けても支払える額?いつまで頑張れば支払える?無理なんじゃない? 借金を返すことも大事だけど、諦めることも、勇気だと思うょ」
それを耳にした途端、未来を想像できないことに愕然とし、
恩人の言う、諦める勇気。の選択も想像し、
肩のチカラが一気に抜けて…
涙が止まりませんでした。
納得と決断のとき。
自分自身へ、ちゃんと問う。
保証人になったことは、もちろん自分の責任で自業自得であるけれど、
やれることは必死にやった。もう十分苦しんだのではないか。
自分を許してやれるのは自分だけなのではないか。
---「人生やり直そう。」
こうして、自己破産を決心したわたしは、
黒い世界から抜け出すために、まず一番にしたことは、
県内にある弁護士会館へ電話。
呼び方は違えど、全国に弁護士の集まりの機関があります。
↓↓↓
もう10数年も過去のことなので、明確には覚えていませんが、
ここで自分の状況を話し、まずは日時を決め、担当してくれる弁護士さんとの面談がありました。
事前に言われていた必要な書類(生活費の動きや借金の詳細の分かる書類や通帳、クレジットカードなど)を持参し、
確認してもらいながら質問に答える感じで、
この状況ではどうやっても支払い能力はないので、
自己破産手続きをしましょう。となりました。
そのあとは、ほぼ書類のやり取りは郵送で行われ、
電話で連絡を取り合いながら手続きは進んでいきました。
自己破産は、裁判所に出向いていかなければなりません。
生まれて初めての裁判所。こんなところに自分は行くような人間なんだと人目も気になりつつ、その日は、とても緊張していましたが、
20人くらいまとめて、並べてあった椅子に座り、
裁判官の説明を聞くような方式で、緊張とはうらはらにアッという間に終わりました。
正直、こんなに自己破産する人が大勢いるんだ…と不思議な感じ。
担当の弁護士さんも来てくれていて、
終わったあとすぐに、こちらの顔を見て寄ってきて肩をポン!と叩かれ、
「これからやり直せるから、気持ち新たに頑張って進みなさい」と励ましの言葉をかけてくださいました。
今までの苦労のせいか、いろんな思いがこみ上げ涙が出ました。
「ありがとうございます」と深々と頭を下げ、お礼を言いその場で別れました。
しばらくすると免責がおりましたょ、との連絡と書類が届き、
ここまできて、やっとホッと出来ました。
(弁護士費用は、心配要りません。
お金で困っての相談なので、ちゃんと支払えるように分割相談に乗ってもらえます。)
ここからわたしは、しばらく自己破産者としての影響を受けながら生きることになり、
元夫との関係は修復することなく生活は続き、
子供のことも考え、離婚はしないままで耐えて生きていました。
そうして過ごす中でも、いつも感じていたこと。
せっかくの自分の人生だから、
どんな状況を背負っていても、
自分の人生は自分が主役。
ステキに生きる!
そんなわたしは、その後、子供の成長や自分の年齢も考え、
本気で自分の人生を生きることを望み、
「卒婚」を決意し、今に至ります。
40代からの卒婚(戸籍上)。と、
40代からの結婚(戸籍上)。どちらも経験し、
さらに、今現在は、
奇跡的に出逢えたホントのパートナーの旦那さんと、
二人で穏やかに安心して暮らしていけるマイホームを建てる夢に向かって動いています。
(自己破産時の状態にもよりますが、クレジットカードは2年くらいで持てた人も知っています。わたしの場合はやっぱり10年くらいかかりましたが、現在は何枚もカードを保有して使用できています、住宅ローン事前審査も無事通過できました。)
いろいろあるのが人生というもの。
人生の主役は、自分です。
自分の命。せっかくこの世に生まれてきたからには、
何があろうと無かろうと、
魂ごと。めいいっぱい楽しんでステキに生きると決める。
自分自身で、自分の在り方を変えると決めることが、
好転していく近道じゃないかな、と思います。
今つらい状況の中にいる方も、
どうか好転させて、晴れいろの日々を。
---Coka.