基本。わたし元気な生き物。 それでも人生の半分くらい生きてれば、色んな経験あります。 ある日、世界が歪んで見えました…。もしかしたら、世の中は歪んでいることもあるかもだけど??? ココロが病んでいるワケではない(笑)
(チュウンシンセイショウエキセイミャクラクモウマクショウ)と診断されました!
なにそれっ 病名、長ッッ!!
---遠い昔? 30代の後半の出来事。
ある日、カレンダーを見てると、アレ?なんか直線がぐにゃりと歪んで見えてる?…と、左目にすごく違和感。こんなことは初めてだったので、さすがに眼科受診しました。
直ぐに検査を。と言われ、一旦仕事を終えて、再診にて眼底検査を受けました。目薬にて瞳孔を開き、光を当てたり機械にて目の中を覗いたりします。(痛みは全くないです)
結果。
網膜が腫れていて、水膨れのような症状で盛り上がり、その影響で視界が歪んで見えるようです。過度のストレスや疲れが原因で働き盛りの男性に多い病気で、稀にあるとのこと。
--- てか…男性に?…私これでもまだ30代ぴちぴち女子のつもりですけど?!とは、先生には言えず(笑)
網膜の場所によってはレーザー治療が可能であるけど、私の場合は目の中心部。手術は出来ない場所でした。 コレと言った治療法はなく、ストレスや疲れを溜めないよう、ゆっくり過ごし、日ぐすりが一番。とのこと。
念のため、血液の流れをよくして腫れてる網膜をもとに戻す目的で、血液循環の薬を処方されました。2週間飲んでまた様子を見に受診してくださいとのこと。。
(血液循環悪くない体のハズなのに飲んで大丈夫かな)
言われたとおり真面目に飲み続けた。
2週間後、再受診。 視力検査で左目、「見えません、見えません、見えません」の連発に、看護スタッフの方からも「え?見えませんか?え?これは?」と驚かれたくらい。でも見えないものは見えないもん。 歪みどころか、左の視力ほぼゼロ。
2度目の眼底検査で、結果。ショックなことに悪くなってました!
(前回)網膜の腫れだけ。
↓
(今回)網膜の腫れと出血。
Il|li_| ̄|○il|li ガーン
確かに段々、中心部が見えなくなってきてた。見ようとする場所が黒く塗りつぶされている感じ。見えない。邪魔。それは、どんどん酷くなってた。左目の中心の視界が遮られてしまう。 見えてるほんの少しの周りの景色の歪みも酷くなってた。目の前を走ってる車もぐにゃぁ~と事故車のように見える…。(左目だけなので運転はできた)
網膜の繊細な血管が破裂して、血液が充満してしまって、視界を遮ってしまっているとのことが判明。この年齢で出血が見られることはないそうで。先生もびっくり。大きい病院での検査が必要とのことで、紹介状をもらうことになりまして。
(今思えば、あのとき、やっぱり(飲んで大丈夫かな)の自分の本能がで感じたことが正しかったのではないのかな、と言う気持ち。歪んでてもちゃんと見えてたのだから、何も飲まずに時間かかっても、日ぐすりで水膨れが吸収されていったかもしれないなと。)いうのが本音。
総合病院の専門外来に通うことになったけれど、結果は同じで、やっぱり出来る治療はありません。3ヶ月に一度、眼底検査を受けて、様子を見るだけの日々。
網膜が傷むと100%元の状態に戻るのは、難しいと言われてました。
でもねぇ、あきらめなかった。左目がもしも見えなくなったとしても、右目で見えてることに本当に感謝の気持ちを持てたし。自分にできること、可能性は見つけられるって思ってました。 あとは、もう自己治癒力しかないってね。「自己治癒力」私の好きな言葉。
それからは、毎日毎日、自分の治癒力を信じて。目が良くなることをひたすらイメージして…言葉に出して「私の目は大丈夫、絶対よくなるよくなる。大丈夫。大丈夫。」って念仏のようにブツブツブツブツ…唱えてました(怖) 本当に毎日毎日。ブツブツブツブツぶつぶつ…モチロン人の居ないところでですが(笑)
5ヶ月後の定期検査。
--- 視力が3段階上がってた!!
一度傷めた網膜は、ある程度の回復は見込めても視力が元に戻ることは、厳しいと言われていて、それでも科学的根拠がなくても、自分の体の、自己治癒力を本当に信じていました。 念仏は続いた…(笑)
発症から8か月の検査。
--- 発症前の視力に近いほど回復!!
発症から1年経過の検査。
--- 出血も治まり状態は良好!!
次回検査結果が良ければ総合病院からの卒業。
--- 検査結果 ◎卒業!!
多少の歪みは残るものの、ここまでの視力回復は奇跡だと驚かれました! なんとッ、発症前の視力を取り戻したのです!!
思わず「先生っ私、自己治癒力信じてるんです!」って言うと、「そうですね、まだまだ若いので可能性はあると思いますょ」といつもクールなドクターもにっこりして仰ってくれた。
あれから10年以上になるけれど、私の目はちゃんと見えています。歪み?は、片目ずつ見てみると、多少残っていますが、人間の体ってのは順応するのでしょうね、歪んでるものも真っすぐとキチンと認識して見せてくれてる感覚です。不思議ですが。
ハッキリとした原因は分かっていない病気だけれど、あの頃、確かにがむしゃらに無理しすぎてたと思ってます。若かったから?疲れ知らずで居たというか、元気で動けてしまうから余計にね…。
ムリはいけないと思いました。
ちゃんと自分の体の声をきくこと。ホント大事です。
自分の体に、感謝。