--コレは、わたしの恋愛黒歴史をつづったものである。
こんな男には気をつけて。
そんな男イネーだろ?と思われるような男がホントにいました。
もう、タイトルからしてツッコミどころ満載なのだけど、前述りとおり、二人で過ごすデートのときも、自分の車は乗って来ず(結局、車持ってなかった)、私が迎えに行き、ドライブしたりして過ごします。
基本的には、昼ごはんや晩ごはんを食べてからの集合。なのでそれまではそんなに気にしていなかった。
でも、何度か逢ってるウチに、一緒のときにご飯の時間が来ることもあるじゃない?
んで、ご飯どうしょっか。と思うか思わないかのとき、「んじゃぁ、そろそろ帰えろっか。」と、私の予想とは違う言葉が、彼の口から飛び出したのでした。
「え?もう帰るの?ご飯って、帰って食べるの?」と聞くと、「オカンがご飯してくれてるから」みたいな感じで。
彼は、バツイチ独身。家に迎えに行くこともあるので、それは事実。
実家暮らし。両親と、弟、出戻りの妹と、その子供二人との家族構成。
デートのときくらい外で食べるからと。家族にそう言ってくれてもいいのでは?…とは言えず。
家に食費や生活費は入れてるのだろうから、晩ご飯を家で食べるのも、まあ、それも仕方ないのかな?とも思ってました。
何度か逢ってるウチに段々気がついた。最初から誘い方はいつも、遠回しで相手任せと言うか、自分で行先も決めないと言うか。
「あそこのラーメン屋さん美味しいよね」って話は盛り上がるものの、じゃあ今度一緒に行こう!って話には絶対つながっていかない。
何かが変。違和感。
何がオカシイって…過ごすごとに、彼の本性が見えていったのでした。
彼は、お金を出したがらない、
クズ男のジャンルの中でも、
超ドケチ男でした!!
はじめてのデートは夏の暑い夜でした。
ドライブしたり車中でおしゃべりしたりして、4時間過ごした中で…
帰りに気づいたこと。 一口も水分を摂ってなかった。
--- み、水… のど乾いた…。
そう、飲み物も買わない。いやいやたまたま?ではなかった。
次のときも、その次も、またその次も、どんなときも、どんなときも…
つまり、彼は、一円もお金を使いたがらない。そりゃご飯の時間は家に帰るハズだヮ。
うん。仕方ない? 仕方なくなーい!
あぁ。こんな男に惹かれて関わってしまった。我ながら情けない。
その瞬間ごとは、女性をとても幸せな気分にさせる。
愛情や優しさの言葉は、ピカイチ。
自分が惹かれた存在を否定したくない、失敗したと認めたくない、可笑しなプライドと… まだ信じたいという僅かな愚かな希望を持ちつつ…
なかなか離れることが出来ず。
つづく。